🧶 プランドプーリング シミュレーター

段染め糸の色と目数を設定して、パターンをリアルタイムにプレビューできます。

糸の色と目数

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パターン情報

色の周期19
1段の目数48
1段あたりのずれ48 mod 19 = 10
パターン分類: 斜め模様(10目ずつずれる)

1段の目数

編み方

プレビュー(48目 × 30段)

このツールの使い方

プランドプーリング シミュレーターは、段染め糸の色と目数を設定するだけで、編み上がりのパターンをリアルタイムにプレビューできる無料のWebツールです。

基本的な操作手順

  1. 色を設定する:左側のパネルで、段染め糸の各色と目数を入力します。例えば「ティール5目→オレンジ5目」なら、周期10目の2色糸になります。
  2. 1段の目数を調整する:スライダーまたは「+1」「-1」ボタンで1段あたりの目数を変えます。1目変えるだけでパターンが劇的に変わるのが面白いポイントです。
  3. 編み方を切り替える:「往復編み(flat)」と「輪編み(round)」を切り替えると、同じ設定でも異なるパターンが現れます。往復編みでは奇数段の色が反転するため、ジグザグやアーガイル風の模様が生まれます。
  4. パターンを確認する:プレビュー画面にリアルタイムで模様が表示されます。ずれ量(mod値)も表示されるので、数学的な理解と合わせて確認できます。

プランドプーリングとは?

プランドプーリング(Planned Pooling)は、段染め糸の色の繰り返しパターンと編み目数の関係を利用して、意図的に模様を作り出す編み物テクニックです。段染め糸は「かせ」と呼ばれる大きな輪の状態で染められており、色が一定の周期で繰り返されています。

通常、段染め糸で編むと色がランダムに散らばったように見えますが、1段の目数を色の周期に合わせて調整することで、縦ストライプ、斜めストライプ、チェッカーボード、アーガイルなどの規則的な模様を意図的に作ることができます。

模様が決まる仕組み——mod(剰余)演算

プランドプーリングの原理は、中学で習う mod(剰余)演算 です。色の周期(k目)に対して、1段の目数(n目)で割った余り(ずれ量 = n mod k)が、段ごとの色のずれを決めます。

ずれ量とパターンの対応

ずれ量パターン説明
0縦ストライプ毎段同じ位置に同じ色が来る
1斜めストライプ毎段1目ずつ右にずれる。往復編みではジグザグに
k - 1逆斜めストライプ毎段1目ずつ左にずれる(ずれ=1の鏡像)
k / 2チェッカーボード風色が毎段入れ替わる(1色1目なら完全な市松模様)

スライダーで目数を1つずつ変えながら、ずれ量とパターンの関係を体験してみてください。たった1目の差でパターンが激変する瞬間が見えるはずです。

往復編みと輪編みの違い

往復編み(flat)では奇数段の編み方向が反転するため、色の並びが左右反転します。この反転により、輪編みでは単純な斜めストライプだったものが、往復編みではジグザグやダイヤモンド(アーガイル風)のパターンに変わります。3色以上の段染め糸を使い、メインカラーの間に1目の細い線色を挟むと、アーガイル柄のようなダイヤモンドパターンが生まれます。

実際のプランドプーリングでの注意点

シミュレーターでは理想的な等間隔として計算していますが、実際の段染め糸は染料の浸透具合により色の長さに多少のばらつきがあります。そのため、実際のプランドプーリングでは目数よりも色を優先して、色の切り替わりに合わせて編み目を調整しながら進めます。シミュレーターで「この周期の糸なら、だいたい何目でどんな模様になりそうか」の見当をつけてから編み始めると、試し編みの回数を減らせます。

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