📝 やってみた 10分

「編みながらXXする会」を立ち上げてみた──準備編

「編みながらXXする会」を立ち上げてみた──準備編
【読了時間:約10分 / 要約のみなら3分】

この記事で分かること(3行まとめ)

  • 「1人で編むのは寂しいけど、教室は違う」——その間にある場所を作りたかった
  • Peatixでサークルを立ち上げ、会場探し・告知まで準備した過程を公開
  • 大事だったのは「収益」より「来やすい空気感」の設計

「編み物 x バー」みたいに、編み物や飲み物をテーマに好きなものの掛け算が成立する面白い場所。

喋らなくても、喋っても。知り合いでも、知り合いじゃなくても。

その場所に”編み物”なり、“飲みにきた”なりの「居ること」の言い訳を明文化しなくても成立する空間。

……そんなゆるーく許される場所があったらいいのに。

と、最近になって思うようになりました。

つまり、何かしらのロールを担わなくても、“コト”を理由や言い訳にして許される空間って、結構大事じゃないか、って歳をとったからかもしれませんが、

より、思うように。

実際、1人で家で編むのは好き。

でも、ふとした瞬間に「誰かと編みたい」と思う。「場を共有したい」と、思う。

かといって編み物教室に通いたいわけでもないという我儘さ!

私の小さい頃は、学校帰りの商店街にあった、手芸店とかがそうだったのかもしれないのですが、ふと編み物を一緒にできる場所を作れないかな、ないなら作ってみよう—— そう思って、「編みながらXXする会」を立ち上げてみました。

まだ開催前の準備編ですので、うまくいくかはわかりません。

でも「やってみた」の記録を残しておきます。


結論:「場を作る」のは思ったより簡単だった

Peatixでグループを作って、イベントページを公開するまで、かかった時間は数時間。技術的なハードルはほぼゼロでした。

難しかったのは「どんな場にしたいか」を言語化すること。ツールの操作じゃなくて、コンセプトの設計のほうがずっと悩みました。


【背景】「1人」と「教室」の間がほしかった

編み物の孤独問題

編み物は基本的にソロの趣味です。

家で黙々と編む。

私自身は編んだものを使うというよりは、編むこと自体が楽しいのでそれだけでもいいっちゃいいんですが、

「ここの模様、実はめちゃくちゃ苦労したんだよ」「この糸、手触りがすごくいいの」

——そういう話を、編みながらリアルタイムでしたいなぁ、と思いました。

ただ、編み物を教えるのはちょっと違う。

人と一緒にいたいけどいる理由がない、そんなハリネズミのジレンマみたいなことを言語化できず悶々としていました。

教室は「教わる場」

編み物教室は世の中にたくさんあります。でも自分が求めているのは、ちょっと違う。

編み物教室自分がほしい場
先生がいる先生はいない
カリキュラムがある各自が好きなものを編む
課題がある課題はない
上達が目的おしゃべりが目的
定期通学来たいときだけ来る

上達したいなら教室が正解。

けれども「誰かと一緒に編む時間」があれば素敵。

なので、教室ではないんだよな、少しかしこまりすぎる。

「編み物カフェ」「ニットバー」という存在

海外には「Knit Night」や「Stitch & Bitch」と呼ばれるカジュアルな集まりがあります。パブやカフェに集まって、編みながらおしゃべりする文化。

日本にも「編み物カフェ」は一部存在しますが、常設店舗は少なく、地域も限られています。

SNSをみていると、タグをつけて同じものを編んだりしているのも発見。

楽しそう!と思って見ていましたが、

「一緒にいる」という場を共有することもちょっと大事かも、と最近は思いなおしています。特に、普段もリモートで仕事しているのもあり、そういう感覚が出てきたのかもしれません。

今日は行ってもいいかも。と思える時に集まれる場所が欲しい。ただし、例えば教室のようにロールが固まるのも違う気がする・・・。

こんな風に、あーでもないこーでもないと考えるうちに、相互で化学反応ができるといいよね、とか、“飲みに行こう”くらい気楽な「言い訳」になるテーマがもう一つほしいな、とか、少しずつイメージが固まってきました。


【コンセプト】「編みながらXX」の設計

なぜ「XX」を毎回変えるのか

会の名前を「編みながらXXする会」にしたのは、毎回のテーマを固定したくなかったからです。

「編み物サークル」と名乗ると、「編み物をする場」に固定・固執してしまう気がしたので、もう少し緩い感じの、抜けた名前にしてみました。

「編みながら何かを楽しむ場」。主役は編み物だけじゃない方が持続できる気がしました。

  • 編みながらベトナムコーヒーを飲む
  • 編みながらワインを飲む
  • 編みながら推しを語る
  • 編みながらポッドキャストを聴く
  • 編みながらもくもく作業する会(無言OK)

「XX」が変わることで、「前回は行かなかったけど、今回のテーマは気になる」という入口が生まれるのでは?

そして、来ることのプレッシャーにならない場所を、頑張らずにゆるーく持続できることを目指しています。

「来なくてもいい」を仕組みにする

場を作るうえで一番大事にしたのはゆるさ

  • 毎回参加しなくていい
  • 途中参加・途中退出OK
  • 編み物しなくてもいい(刺繍でも縫い物でもOK)
  • 手ぶらで来て見学だけでもいい

「来なきゃいけない」と感じた瞬間、趣味の場は義務になる。Peatixのグループ機能を使ったのも、「フォローしておけば新しいイベントが通知される」だけのゆるい繋がりが作れるからです。


【実践】実際にやったこと

Peatixでグループ作成

イベントプラットフォームはPeatixにしました。

私には馴染み深いconnpassも検討しましたが、connpassはエンジニア・IT系のイメージが強い。編み物サークルの参加者を想像したとき、Peatixの「趣味・カルチャー」系の空気感のほうが合うと思いました。

「編みながらXXする会」グループページ

Peatixグループページ Peatixグループページ。フォローするとイベント通知が届く仕組み

会場探し:スペースマーケットとInstabase

「場を作る」といっても、物理的な場所が必要です。レンタルスペースの2大プラットフォームを比較しました。

項目スペースマーケットInstabase
掲載数多いやや少なめ
検索条件絞り込みが細かいシンプル
料金表示時間帯で変動(要注意)比較的わかりやすい
キッチン付き物件豊富そこそこ

編み物サークルの会場に求めた条件

  • テーブルがある: パーティースペースだとスタンディングのみの場所がある
  • 照明が明るい: 編み物は手元が命。薄暗い空間はNG
  • 飲食OK: 「XX」で飲み物を楽しむので必須
  • 駅近: 毛糸と道具を持って長距離歩きたくない
  • 7〜10人収容: 大きすぎるとスカスカ、小さすぎると窮屈

料金の「罠」に注意

スペースマーケットは同じスペースでも平日昼と土日昼で料金が1.5〜2倍違うことがあります。「最低利用時間」が設定されている場合もあり、2時間だけ使いたいのに3時間分払うケースも。表示価格だけで判断すると痛い目を見ます。

参加費の考え方

儲けたいわけじゃない。でも毎回赤字だと続けられない。

大事にしたのは**「ちょっと良いカフェでランチ」の感覚** 。

参加費の内訳(2/28昼の部・4人参加の場合)

項目金額
会場費5,088円
コーヒー・紅茶・おやつ1,200円
毛糸(3人分)200円
道具償却200円
合計6,688円
参加費収入(手ぶら2,500円×2人+材料持参2,000円×1人)7,000円
収支+312円

会場費と材料費を参加人数で割って、「トントン」を目指す設計。 利益を出すことより、続けられる仕組みを優先しました。

最低人数が集まったら会場を予約する方式にしたのも、リスクを減らすためですが、“場所が決まらないと参加しにくい”もそのとおりだと思うので、ここはやりながら調整しようかなと思っています。

SNSアカウントの整備

既に持っていたmegusunuLabのアカウントのプロフィールを整えました。

個人アカウント(megusunu)とは分けて、ハンドメイド活動全般の発信場所として使おうと思ってます。

“編みながらXXする会”だけのアカウントではなく、私のハンドメイドや執筆活動など個人でやっていることも載せる予定なので、この活動が活発になったら分離しようかと思っています。

第1回・第2回のイベントページ

最初の2回は「飲む」をテーマにしました。

イベントページ 第1回のイベントページ。サムネイル画像と開催概要を掲載

休日の昼と平日の夜——あえて時間帯を変えたのは、どちらが参加しやすいか知りたかったから。場を続けるなら、来てくれる人の生活リズムを知ることが大事です。

立ち上げまでのタイムライン

実際の準備期間は約1週間でした。

日付やったこと
2/10コンセプト決定・「編みながらXX」というアイデアが固まる
2/12Peatixグループ作成・URL確保(aminagara-xx)
2/13会場候補リストアップ(スペースマーケットで比較)
2/14イベントページ作成(2/28と3/3の2回分)
2/15SNSアカウント整備・サムネイル画像作成
2/16SNS告知開始
2/20ブログ記事執筆 ← 今ここ
2/28第1回開催予定
3/3第2回開催予定

技術的な作業は数時間で終わりますが、「どんな場にしたいか」を言語化するのに一番時間がかかりました。


これから

正直、うまくいくかわかりません。

誰も来ないかもしれない。来てくれても、場の空気が噛み合わないかもしれない。

でも、「1人で編むのは寂しいけど、教室は違う」と感じている人が、自分以外にもいるんじゃないかと思っています。そういう人が「あ、こういう場があるんだ」と思ってくれたら、それだけで作った意味がある。

まずは2回やってみます。開催後に、結果編を書きます。


よくある質問

編み物初心者でも参加できる?

できます。教室ではないので、カリキュラムも課題もありません。各自が好きなものを持ってきて、好きなペースで編む場です。編み物以外の手芸(刺繍、かぎ針、縫い物など)でもOK。

毎回参加しないとダメ?

全然大丈夫です。来たいときだけ来る。それがこの会のルールです。Peatixグループをフォローしておけば、新しいイベントの通知が届きます。

どこで開催する?

東京都内のレンタルスペースを予定しています。駅近で、テーブルがあって、照明が明るくて、飲食OKの場所を選んでいます。


参考情報

関連リンク

イベント情報

SNS

会場探し参考

共有:

📚関連記事